「実感できる夢」 | PEアジア


「実感できる夢」

民主党中心の新政権は温暖化ガスを2020年に1990年比25%減とする中期目標を掲げている。05年比換算で30%減となるという。大きな目標に多少の不安はあるが、今後目標に向けたレールを敷き、何とか目標にたどり着けるための踏み切りや立体交差の計画、つまり政策、制度作りが行われていくことを期待する。

私は、正直、全体の温暖化ガス削減目標数値よりも、国内でどれだけ温暖化ガスが削減され、それが実感できるかに関心がある。実のある進歩だ。

 

私は技術に裏付けられた進歩が好きだ。例えば、環境対策車ならば、LCAによる環境的な情報の裏づけが欲しい。レアメタルやレアアースのリサイクルなどもLCAで環境的な効果を確認したい。多分これらのリサイクルは技術的に可能で経済的に成り立つ仕組みができると予想しているので・・・。

 

漫画や物語に出てくる道具など実現すれば面白いと思うことが頭から離れない。とくに実現するための工学的な関心がつよい。

鉄腕アトムに出てくる音もなく走る丸みを帯びた車が自動操縦ですいすい走る状況も子供心にあこがれた。英語の勉強をかねて読んでみたハリーポッターの物語では、折りたためる地図に現在誰がどこにいるか表示される魔法世界の道具など、ほとんどストーリーには関係ない小物に目が行きやすい性格なのだ。

 

最近ではディスプレーをネットワークでつないだ「電子看板」が登場した。薄くて軽いだけではなく、紙のように曲げられるディスプレーも登場してきたのだ。博物館などでは展示品の説明がLEDの点滅周波数を変えることを利用して光信号で見ている人だけにその場で音声の説明がされるシステムもあるという。宇宙ステーションに物資を運ぶ全自動の宇宙輸送機も実現した。超未来的と思ったことが実現している。夢がかなえられる社会。そういえば、いまはありふれた高機能の携帯電話も超未来的な夢の道具だと思っていた。

 

  環境技術も夢を実現するものだと思う。新しい製造工程技術、製品、社会システム、リサイクル技術などLCAで(できれば)全て確認して、技術進歩の階段を実感しながら上っていきたい。新しい温暖化ガス削減目標がそのきっかけになれるか、その一点に私の関心がある。(C