スプリングを製造する工場を見学した。製造工場内部のコーナーには工程指示や作業改善提案、品質向上提案などが張り出されている。作業する人々の前向きな姿勢があふれている。昔は手書きのものが多かったように思うが、今はパソコンで記入され説明され、図や表もきれいに分かりやすく表現されている。パソコンはメモ帳であり、筆記や作図のための標準的な道具としてすべての職場で定着していると改めて感じた。
パソコンのデジタル画像の表現力は時代を進化させている。デジタル画像は所詮字でも点(ドット)の集まりでできていることを考えると、たとえ文字を打ち込んでも、絵を描いているようなものだ。携帯電話に絵文字が誕生した。ギリシャ文字などを組み合わせたカタカナなどを表す「ギャル文字」もあるという。表現の自由度がそれだけ増したのだから使わない手はないのだ。15世紀中ごろにグーテンベルクが活版印刷を発明して以来、文字文化が隆盛を極めたのであるが、今は、文字だけでは表現できない複雑な時代になっているのだし、新しい表現方法を利用しわかりやすい書類を作りたい。
仕事のレポートも、説明図やフロー図、表を適宜挿入したスタイルでまとめることをこころがけている。一枚の図などが数ページの説明に勝ることがあると思い、説明図や表を作るときはそれなりの時間と手間をかけることにしている。あまり懲りすぎると逆に分かりにくい表現になってしまい同僚やお客様から注意をいただく羽目になる。
説明図や表の表現には“思い入れ”があるのでついつい凝り性の性格が邪魔をする。表現のバランス、バランスと心の中でつぶやいているのだが、なかなかうまくいかない場合が多い。分かり易さ、情報の過不足ない配置など悩み続ける。まだまだ未熟なのだ。
年賀状を準備する時期が迫ると、今年はどのような賀状にしようかと迷う。毎年版画の年賀状を出しているが、その葉書一枚で表現するテーマ選定に悩む。“調和した自然と環境”“力強く成長する樹木”などが好きなのでテーマも最終的に自然風景といったものになりやすい。年賀状には自分の“思い入れ”を素直に添えたいと思っている。ささやかな楽しみ。(L)
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