事務所は品川駅の近くにある。品川駅はかなり整備されて一昔前とは違い、整備された駅であるが、それでも通勤、退社時には駅通路やホームが人手あふれる。その品川駅でよく外国人が立ち止まって混雑した改札口や通路、階段の写真を取っている。通勤客は何とも思わない景色なのに。自分の国では見られない“びっくり感”があるらしい。
ほんの一瞬のわずかな経験が旅行者の旅の記憶を作っていくのだ。小さな非日常の新鮮な記憶と感動が積み上がって日本の印象が出来上がる。日本のありふれた、つまらない景色が外人に感動を与えていると思うと誇らしくさえ感じる。
今日本では地球温暖化の問題解決に向け、「一般の人々が生活する段階での環境意識を向上させるにはどうすべきか」についていろいろな意見や提案がある。“環境景色”を楽しんでみるのはどうだろう。環境というフィルターをつけたカメラで日常のありふれた光景を撮ってみる。「資源を節約しているか」「エネルギーが節約できるか」「使った後はリサイクルできるか」の3つの素材からなるフィルターだ。非日常の新しい写真が楽しめるような気がする。
実は、新聞記事には環境をセールスポイントとした製品や環境配慮を目指した企業活動が毎日のように紹介されている。自分の生活と何がどのように関係するのかという視点で見てみると意外と頭脳の活性化に有効である。エコカー、省エネ家電、省エネ照明、太陽光発電、その他日用品。ゲームとしてお勧めでだ。
消費者や生活者が環境のフィルターをつけた携帯を持っていつも見ている。企業や事業主体はその対応を含め総合的に知恵を出してもらいたい。製品やシステムのライフすなわち“資源/材料の採掘や製造”“製品の製造時のエネルギーや廃棄物処理、製品の輸送の省エネ化”“製品使用時の省エネや有害物質の排除”“使用後の処分や活用方法”などライフサイクルの視点でチェックしてもらいたい。LCA(ライフサイクルアセスメント)で科学的に検証すると、LCA結果は予想を超える新情報の宝庫であることがわかる。
“環境”を頭の体操につかって元気に過ごすというのはどうですか。(C)
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