NHKスペシャルで「リーマン予想・天才達の闘い」を見た。「一見無秩序と思われる素数がどのような規則であらわれるのか」を解くために、150年間挑戦が続いている。数学者は「何か特別な意味や調和があるはずだ」と頭を柔軟にしていろいろな角度から考えて、考えて、そして考え抜いているらしいのだが、それでも先は遠そうだ。
一つの対象をいろいろな角度から見るということは大切なことだと思う。
3Dの世界でもニュースが一杯だ。ディズニー映画も全てのCGアニメの3D化を目指していて、すでに公開されたものもある。さらに実写映画でも3D化を目指しているという。
大学研究室では5メートル先に立体が現れ、どこから見ても蝶がひらひら飛んでいるように見えるレベルまで来ているという。
奈良・興福寺の国宝阿修羅像が東京国立博物館で公開されたときも、観客は前から見たり、後ろから見たり、その視線は熱かった。前の顔と横の顔のニュアンスの違い、どんな意味が手先の繊細な流れにあるのか。どの方向から見るのが好みか。角度を変えてみると別の世界が開けるのだと思う。
情報やデータも角度を変えてみることが大切だ。データを取るのは大変だが、最新の注意を払えば可能。データを集約することもソフトウェアで可能。なかなか出来ないのが、そのデータが何を意味するか、そのデータ群から将来の省エネや低炭素社会に向けた施策となる鉱脈を見つけられるかである。
鉱脈探しは、環境マネージメントや環境データの特性を知り尽くした人が担当する。データ間のつながりやデータの背景を読み解いて初めてデータ群という立体が出来る。データ群という立体の中に鉱脈は眠っているのかも知れない。
環境分野では「省エネ」「カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト」「カーボンフットプリント」などデータを集めることが基本である分野が多い。いつでも、いろいろな角度からデータをみる作業を大切にしたい。思わぬ掘り出しものが出てくるはずだ。
ところで、クレジットカード番号や口座番号を暗号化する通信の安全性確保のためには素数が重要な役目を果たしているらしい。びっくりした。(A)
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