夕刻品川駅から山手線に乗る。車内で中年のご婦人の二人組みと隣り合わせになった。車内は混雑しており、いわゆるぎゅうぎゅうの状態。一人のご婦人は車内の混雑にびっくりしたようだが、きれいな日本語を話している。時々会話に本物の英単語が混じる。「今日Dowを見たけどかなりあがっているのよ。でもアメリカではunemploymentが10%ぐらいあるという話もあるから心配だわ。日本はどうなの?」「ところでなぜ松井選手のことをGodzillaというのかしら?」「つり革に手が届かないわ。」
すし詰め状態で日系米国人とその友人あるいは身内の日本人が話している状況と理解した。なぜ松井の話になったのか、ゴジラがどうして出てきたのかよく分からないが、久し振りに見る日本を観察している日常会話らしい。
今海外では日本の終焉を予想する記事があふれているということだ。少子高齢化に伴う人口減少や大幅な財政赤字、デフレスパイラルの恐れという状況で、成長する中国や韓国に比べ、「老いて停滞した日本」を強調されているらしい。残念なことだ。
昭和29年に初公開された映画の中で、ゴジラが初めて日本の土を踏み、操車場を横切り、東海道線を破壊した場所が、品川~北品川間の鉄橋=八ッ山橋近辺なのだ。見たことはないのだが、品川駅ホームには「ゴジラ上陸!」を証明する記念碑があるという。
事務所から品川駅は目の前。八ッ山橋も見える。八ッ山橋のそばにバーチャルゴジラが見える。バーチャルゴジラは閉塞感のモンスターなのか、それともそれを破壊するヒーローなのか。でも、いつでも思いがけない社会不安はおきるものだ。いつまでも停滞感を嘆いているのはやめにしようと思う。
環境コンサルとして十分に準備はできているつもりであるが、前に進むために自分は何をすべきかもう一度考えたい。「お前バカじゃないの」といわれないように。
飛んでいる飛行機を空中に止めておくことはできないので・・・。(C)
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