だいぶ寒くなってきた。真空管式ステレオアンプに手をかざして、暖をとった結婚早々の冬を思い出す。もちろん、石油ストーブも持っていたが、わが家で圧倒的なスペースを占めた手作り真空管式のステレオセットは無視しがたかった。このセット、実は先輩のご指導を頂いた賜物だったが、妻の前では「真空管式ステレオアンプとは‥‥‥。ノイズ防止の秘伝は‥‥‥。このスピーカーボックスの板の厚さは‥‥‥。」と、オーディオについての即席の知識を自慢げに疲労したものだ。 続きを読む »
だいぶ寒くなってきた。真空管式ステレオアンプに手をかざして、暖をとった結婚早々の冬を思い出す。もちろん、石油ストーブも持っていたが、わが家で圧倒的なスペースを占めた手作り真空管式のステレオセットは無視しがたかった。このセット、実は先輩のご指導を頂いた賜物だったが、妻の前では「真空管式ステレオアンプとは‥‥‥。ノイズ防止の秘伝は‥‥‥。このスピーカーボックスの板の厚さは‥‥‥。」と、オーディオについての即席の知識を自慢げに疲労したものだ。 続きを読む »
ラジオでの話。“私のお気に入り紹介”コーナーでゲストの女性タレントが「それはルンバだ」といった。「部屋の隅々まで入り込むために、経路をまんべんなくチェックして掃除してくれるその姿を見ていると、愛らしくさえ思え、もともと忙しいからロボット掃除機を使っているのに、ソファーに乗って、掃除の間それを眺めている。これって、何か変だと自分でも思っている」と話を続ける。面白い方だ。 続きを読む »
ロンドンの東部、テムズ川を挟んで点在する五輪会場の行き来がしやすいようにロープウェー建設が計画されている。なんでも2011年10月になって有力な出資者が現れ、計画はめでたく前進するらしい。2012年7月のオリンピックに間に合うのだろうか。詳細な路線ルートも知らないし、ゴンドラがどのくらいの大きさなのかも知らない。イメージを勝手に膨らませて景色を想像している。五輪会場を結ぶロープウェーというのも、どこかノスタルジックなアイデアで、古い街並みも残るロンドンにマッチしている。 続きを読む »
9月に米国の制御不能状態であった上層大気観測衛星「UARS」が太平洋に落下した。10月にはドイツのエックス線天文衛星「ROSAT」がインド洋に落下した。燃え残った破片が人にあたったとの報告はない。しかし、これって恐ろしいことだ。自分ではリスクをコントロールできない頭上からの災難だ。どのように対処したらよいのか。“皆様、さようなら。宝くじに当りたかった!”というメッセージでも携帯していれば、漫画となる。 続きを読む »
水は流れ去るものだと思っていたが、とんだ思い違いだった。タイのチャオプラヤ川(メナム川と昔はよんでいた…あの川)が洪水になって、アユタヤ県の5つの工業団地が10月に入って浸水している。多くの日系企業が進出しているので、日本でも自国のことのように報道されているが一向に水がひく気配がない。逆に洪水地域は拡大しアユタヤより南の工業団地に濁流が流れ込んでいる。洪水被害がいろいろな面に及ぶ勢いだ。 続きを読む »
正五角形だけでは、平面を埋め尽くすことはできない。正五角形は周期性と相性が悪い。五角形の組み合わせでは隙間ができて、安定した構造は作れないと考えられていた。ところが、1982年イスラエル工科大学のダニエル・シェヒトマン特別教授はアルミニウムとマンガンを急冷して原子が五角形に並んだ構造を発見した。そして2011年のノーベル化学賞を受賞する。幾何学パズルの答えが、現実の物質として存在していたのだ。 続きを読む »
アインシュタインの特殊相対性理論では、光速を超えるものはないと言っている。この科学常識を揺さぶる実験結果が報道された。スイス・ジュネーブ郊外にある欧州合同原子核研究機関の加速器から打ち出された素粒子ニュートリノが、約730キロ離れたイタリアの研究所の地下検出器に到着するまでの距離と時間を測定したところ、光よりも1億分の6秒ほど早く到達した。“驚きと知的戸惑い”と言える。こういう性格のニュースも珍しい。 続きを読む »
この夏、庭にトカゲが多かった。いいことか悪いことかよく分からない。人間にかみつくこともないし、ただ素早く逃げていくだけなので、庭をシェアする仲間として付き合ってきた。何を食べているのか調べたが小昆虫やアオムシ、ミミズの類らしい。そういえば、庭の山椒は毎年アゲハチョウのアオムシに食べられて、枯れる寸前までいくが、今年は葉が茂ったままで夏を過ごした。ひょっとしてトカゲのおかげだろうか。 続きを読む »
“なでしこジャパン”はパスサッカーというタイトルが付くようになったので、ゲームで見るポイントがよく分かるようになった。グランド内のA地点、B地点、C地点の状況はどうかと気にしながら見ると面白さが増すことを発見した。特に国際映像は高所から見た画像が多いので選手がチェスの駒のように見える。 続きを読む »
米航空宇宙局(NASA)は9月、月に人を送り込んだアポロ計画の着陸地点を撮影した一連の画像を公開した。月面探査車が走った跡や着陸船が使った台座、機器の残骸などが写っている。月探査機LRO(ルナー・リコネッサンス・オービター)が月面から21~24キロの低空から撮影したものだ。月の表面の静寂さと、宇宙の悠久の時間の流れ。その‥‥‥何かとらえどころのない大きさの中の人間の痕跡。 続きを読む »